祖師野八幡宮

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源義平の狒々(ヒヒ)退治伝説がきっかけで、1181年に下呂の地に創建された古い神社です。
岐阜県の重要文化財もいくつかあり、立派な杉も迫力があり、見ごたえありです。
そんな祖師野八幡宮の詳しい歴史や、駐車場などの情報も紹介します。

祖師野八幡宮の創建の歴史

1181年(神社創建の年)
飛騨国益田郡門原村(現在の下呂市門原周辺)に住んでいた田口左近光員(たぐちさこんみつかず)が、美濃国郡上郡16村、飛騨国益田郡4村の総代となったころ、この辺りを守る神として、鎌倉鶴岡八幡宮の御分霊をお迎えしたのが「祖師野八幡宮」の始まりとされている。
創建したきっかけは、下記の源義平の狒々(ヒヒ)退治伝説と言われています。

源義平の狒々(ヒヒ)退治伝説

1159年
平治の乱(1159年)で平清盛に敗れた源義平(源頼朝の兄)は、北陸方面へ落ち延びることになりますが、北陸に向かう途中に立ち寄ったのが飛騨の祖師野村です。
当時祖師野村では、猿の妖怪「狒々(ヒヒ)」に、村人が苦しめられていました。
村を通りか かった義平に、狒々(ヒヒ)退治を依頼し、義平は太刀でヒヒを見事に退治したと言われています。
その後、義平は処刑されてしまいますが、その刀剣は、村の名前にちなみ祖師野丸と命名され、現在でも祖師野八幡宮に祀られています。
厄災から逃れた村人達は、のちに感謝の意を込めて、田口左近光員が中心となり、「祖師野八幡宮」を創建したと言われています。

祖師野八幡宮の本殿

祖師野八幡宮本殿は元禄8年(1695年)に再建されたと推定される建物で三間社流造、屋根檜皮葺、1間向拝付。
岐阜県重要文化財に指定されています。

祖師野八幡宮の拝殿

拝殿は桃山時代末期から江戸時代初期に建てられたと推定される建物で木造平屋建て、切妻、檜皮葺、桁行5間、梁間4間、外壁は柱のみの吹き放し。
拝殿の建築様式は4本柱が中に立つ室町時代の建築法で原形は当時のまま棟札には応永22年の墨書きが残っているそうです。
岐阜県重要文化財に指定されています。

祖師野八幡宮の幣殿

幣殿は拝殿と同時に建てられた建物で木造平屋建て、切妻造、檜皮葺、桁行3間、梁間4間、外壁は真壁造板張り、一部古材が利用されています。
岐阜県重要文化財に指定されています。

祖師野八幡宮のスギ

幹周樹高樹齢
門杉左側約6.4m約37m約300年
門杉右側約5.8m約37m約300年

写真は、門杉の左側です。
左側だけ、小さな石垣付になっています。
岐阜県指定天然記念物となっています。
この杉が立派すぎて、迫力があります。

基本情報

名称祖師野八幡宮 (そしのはちまんぐう)
通称祖師野の宮
主祭神 応神天皇(おうじんてんのう)
摂末社祭神天照大神(あまてらすおおかみ)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
猿田彦命(さだひこのみこと)
軻遇突知神(かぐつちのかみ)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
住所岐阜県下呂市金山町祖師野223
アクセス「祖師野上バス停」から 徒歩1分
拝観料拝観自由・無料
駐車場約10台

駐車場

駐車場が約10台程度、無料で停められます。
市営駐車場の看板が立っています。
駐車場には、公衆便所もあります。

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