下呂温泉に伝わる白鷺伝説の薬師如来が祀られた寺。
温泉の歴史を記録した「湯文」など貴重な文化財も所蔵されている。
1671年に臨済宗妙心寺派の禅寺として建立され、元禄期以降、蝦夷地開発に力を尽くした武川久兵衛のお墓があることでも知られている。
毎年3月8日には、薬師祭りが開催され、地元の人達の信仰の場となっています。
この記事では温泉寺のことを紹介して、最後に 駐車場の場所について詳しくまとめています。
173段の石段を上る
173段の石段を上らなければならない!
これがけっこうきつい。
冬に訪れると、写真のように雪景色の階段となり、何とも良い趣がある。
武川久兵衛の墓
階段の下から120段くらいのところで、武川久兵衛の墓を拝むことが出来る。
この周辺に代々の墓が並んでいる。
武川家の墓所は下から120段くらいのところにあります
武川家は、昔は甲斐で武田家に仕えていたが、主家の滅亡によって、飛騨に逃れて湯之島に定住したそうです。
武川久兵衛は、江戸時代中期に北海道開拓事業で業績をあげた人物として歴史的に名を残しています。
今でもお家は続いていて、第14代武川久兵衛氏は、「マルス写真スタジオ」で写真館を営まれているようです。
ちなみに、和菓子屋「たけかわ」は、武川久兵衛家の分家だそうです。
栗きんとんが美味しいと評判のお店です。
温泉寺からの景色が良い
階段を上った後の景色がすごく良いです。
下呂温泉街を見渡せます。
湯薬師如来尊像
本堂前にある湯薬師如来尊像は、下呂温泉の霊湯(温泉)が湧き出ており、薬師如来の霊験を今に伝えています。
体の痛い部分に霊湯をかけると良いそうですよ。
除夜の鐘
毎年、12月31日には、除夜の鐘つきが行われます。
御朱印は書き置き
本堂の中に、書置きの御朱印があります。
賽銭箱にお金を入れて持って帰ることができます。
下呂温泉周遊七福神の寿老人の御朱印をはじめ、季節によっては、サンタクロースやハロウィンのかぼちゃなども見かけることがあります。
さらに、温泉むすめ下呂美月の御朱印もあったりします。
本堂内には、下呂美月の等身大パネルも置いてあります。
秋の紅葉の時期はライトアップがおすすめ
温泉寺は、紅葉の名所で、11月になるとライトアップされます。
このときだけ、特設の足湯やミニコンサートなど、ちょっとしたイベントも行われます。
基本情報
名称 | 下呂温泉 醫王霊山 温泉寺 |
住所 | 岐阜県下呂市湯之島680 |
電話番号 | 0576-25-2465 |
参拝時間 | 日没まで拝観自由 |
アクセス | JR下呂駅より徒歩15分 |
駐車場 | 駐車場あり |
外部リンク 温泉寺公式サイト
温泉寺の公式駐車場(無料)
温泉寺の公式駐車場は、2ヵ所あります。
1つ目は、上の地図の「ここで右に曲がる」のところで右に曲がってすぐ左手に見えてきます。
ここでは、7台ぐらいの駐車スペースがあります。
ここから温泉寺に行くと、長い階段の半分ぐらいの位置から階段を上ることになります。
2つ目は、温泉寺の裏の山側にあります。
無料で、30台ぐらいは駐車できるスペースがあります。
ここから温泉寺に行くには、温泉寺の裏の参道から入ることになります。
分かりにくい場所にあるので、駐車場への行き方を、もう少し詳しく解説します。
まず、ビーナスの足湯がある交差点から、温泉寺の階段登り口に向かいます。
そこで階段が見えてきたところで、右に入る道があるので、そこで右に曲がります。
右に曲がってすぐ左手に、温泉寺駐車場がありますが、7台程度しか駐車できないので、もしここで駐車できないようなら、もうすこし先に進みます。
ここから細くて曲がりくねった道が続きます。
途中、旅館「ひだ山荘」が右手に見えてきますが通り過ぎて、間もなく右手に 温泉寺の公式無料駐車場が見えてきます。
公式無料駐車場を通り過ぎると、旅館「湯之島館」に辿り着きます。
温泉寺に近い駐車場(有料)
温泉寺の駐車場が満車の場合のために、温泉寺に近い駐車場を2つ紹介します。
下呂温泉街中央駐車場
住所 岐阜県下呂市湯ノ島(鷺の足湯のすぐ横)
温泉寺に一番近い駐車場ですが、温泉博物館の駐車場としても機能しており、駐車台数が15台のみと少ないため、空いていないことも多いです。
この駐車場から温泉寺の階段下まで徒歩3分程度です。
下呂温泉市営駐車場
住所 岐阜県下呂市森1088
温泉寺から2番目に近い駐車場は、「下呂温泉市営駐車場」です。
駐車できる台数も57台と多いので停めれる可能性が高いです。
この駐車場から温泉寺の階段下まで徒歩5分程度です。